近年、個人の所有する車をカーシェアリングで活用するケースが増えています。私自身もこの流れに乗り、2009年製のスズキキャリィ4WD(中古価格18万円)を購入し、カーシェアプラットフォームを活用して半年余り運用しました。本記事では、その実績データを基に、収益性や運用の工夫、課題点について考察していきます。

2009年製 スズキ キャリイ
■ 運用概要
運用期間:半年余り
車両:2009年製スズキキャリィ4WD
購入価格:18万円
カーシェア件数:7件
総収益:27,475円
利益率:約15.2%
■ シェアの実績データ分析
半年間での貸し出し実績は7件、目的は主に引っ越しやゴミ捨てなどの荷物運搬が中心でした。各案件の詳細を見てみましょう。
- 2/9-2/10(1日):自宅駐車場発着、20代男性(野田市)、引っ越し(300km)、ロープ貸出
→ 収益:3,075円 - 3/2(6時間):駐車場発着、20代男性(流山市)、ゴミ捨て(45km)、ロープ・ブルーシート貸出
→ 収益:3,075円(燃料未補充) - 3/24-3/25(2日間):駐車場発着、40代女性(柏市)、引っ越し(96km)、ロープ・ブルーシート貸出
→ 収益:6,050円 - 3/28(13時間):駐車場発着、20代男性(松戸市)、引っ越し、ロープ・ブルーシート貸出
→ 収益:3,075円 - 4/27-4/28(1日):駐車場発着、20代男性(港区)、原付運搬(202km)、ラッシング貸出
→ 収益:3,075円(レビューなし) - 5/17-5/19(2日間):駐車場発着、20代男性(柏市)、荷物運搬(140km)、ロープ貸出
→ 収益:6,050円(アオリゴム紛失) - 6/15(9時間):駐車場発着、20代男性(柏市)、引っ越し(75km)、ロープ・ブルーシート貸出 AC不調の為クーラーBOX に飲料サービス 扇風機取り付け
→ 収益:3,075円(Amazonギフト券3,000円受領)
■ 収益の内訳と経費
半年間の総収益は27,475円でしたが、利益率は約15.2%と低めです。その要因としては、以下のような経費が発生しているためです。
主な経費
- 燃料代(貸出時補充)
- 車両メンテナンス(オイル交換、タイヤ交換など)
- 消耗品(ロープ、ブルーシート、ラッシングなど)
- 予期せぬトラブル(アオリゴム紛失、燃料未補充など)
■ 運用での工夫点と課題
◎ 工夫点
- 引っ越し・荷物運搬に特化
- 軽トラックという車種特性を活かし、引っ越しやゴミ捨て需要を狙いました。
- 消耗品の貸し出し
- ロープやブルーシートなどをセットで提供することで利便性を向上。
- リピーター獲得
- 借りるたびにサービスを改善し、一部のユーザーがリピート利用。
× 課題点
- 低い利益率
- Anyca手数料15%+Anyca内保険やメンテナンス費がかさみ、純利益が伸び悩む。
- トラブル発生
- アオリゴムの紛失、燃料未補充、レビュー未記入などの問題が発生。
- 需要の波が激しい
- 需要が特定の時期に集中し、オフシーズンには稼働率が下がる。
■ 今後の展望と改善策
今回の運用を通じて得た知見を活かし、今後のカーシェア運用をより効果的にするための改善策を考えます。
- 料金の最適化
- 短時間利用と長時間利用で料金設定を変え、収益性を高める。
- 補償対策の強化
- 車両保険の加入や、事前の利用者確認を厳格化。
- 付加価値の提供
- 引っ越しプラン(ロープ・ブルーシート込み)をパッケージ化してアピール。
- オフシーズン対策
- ゴミ捨てや買い物サポートなど、通年需要がある用途を開拓。
■ まとめ
今回のスズキキャリィ4WDを活用したカーシェア運用では、半年間で7件の貸し出しがあり、合計27,475円の収益を得ることができました。利益率は約15.2%と決して高くはありませんでしたが、運用の工夫やユーザー対応の改善により、リピーターの獲得や一定の安定収入を確保できました。
今後、料金設定や補償対策、サービスの充実化を図ることで、より収益性の高い運用が可能になると考えています。カーシェアリング市場の変化を見極めながら、さらなる改善を進めていきたいと思います。
この後致命的な故障が発生し今は売却し手元にありませんが軽トラックは一定の需要が有り長期保有のオーナーさん又は 皆さんも使っていないマイカーで副収入!福をプラスしませんか? FUKU+てつ でした。