オープンカーの幌は、雨や紫外線、砂ぼこりの影響を直接受けやすく、10年も経つとどうしても劣化や汚れが目立ってきます。
今回はNIKWAX(ニクワックス)を使った幌のコーティング方法を実際にDIYで試してみました。
ガレージに入れる機会が少なく、青空駐車が多い方や、そろそろ幌のメンテを考えている方におすすめです。
▼作業前:幌の状態チェック
私のオープンカー(10年落ち)の幌はこんな状態でした。
- 左右ウインドウ上部に泥汚れが堆積
- 幌後部の縫い合わせ部分にも泥汚れが溜まっている
- 全体的に水を弾かず、水がベターっと染み込む感じ
このまま放置すると生地が硬化してヒビ割れの原因になったり、雨漏りに直結します。

10年落ちの状態 全体に毛羽立ち薄汚れた状態


各所に泥汚れが堆積
▼用意したもの
- カーシャンプー
- ウマ毛ブラシ(ソフトブラシ)
- バケツ
- NIKWAX(本来アウトドア用品などを洗濯時に撥水処理できる商品)
▼施工手順
① 幌全体を水で濡らす
まずはホースで幌全体を水洗い。砂埃や泥を流しておきます。

② カーシャンプー+ブラッシング
カーシャンプーを泡立てて、ウマ毛ブラシで優しくブラッシング。
ゴシゴシではなく、撫でるように汚れを浮かせていくのがポイントです。

特に泥の堆積箇所を入念に
③ NIKWAXを塗布
バケツに50〜100ccのNIKWAXを入れ、泡立てます。
幌が濡れた状態のまま、ウマ毛ブラシで全体に均一に塗り広げます。
塗ったそばから繊維に浸透していくのがわかります。


👆色は乳白色

👆濡れたキャンパス生地に丁寧に塗り広げます×2回全体に施工しました
④ 水で洗い流す
全体に行き渡ったら、よく水で流します。繊維にはすぐに浸透するので余分な液剤を洗い流すイメージで!

⑤ 乾燥
あとは幌が自然乾燥するのを待つだけ。

▼施工後の仕上がりと耐久性
- 水玉がきれいに転がるようになり、防水効果を実感
- 幌の色もワントーン締まった印象になり、見た目もリフレッシュ
耐久性については、保管状況によって変動します。
- ガレージ保管 → 1年程度持続したというレビューあり
- 青空駐車 → 数ヶ月ごとに再施工が必要なケースも
▼注意点
- 幌以外のボディやガラスについた場合は乾く前に水で洗い流すこと
- ガラスに付着して乾燥すると、落とすのがかなり大変です
- NIKUWAXは本来幌を施工する為のものではありません DIYは自己責任で!
▼まとめ
10年落ちのオープンカーでも、NIKWAXを使うことで幌の防水性・防汚性を取り戻すことができました。
プロに依頼すると数万円かかる施工が、DIYなら数千円で可能です。
オープンカーを長く乗るなら、年に1〜2回の幌コーティングはマストですね。
▼今回使用したアイテム
✅ 幌コーティングにはこれ
👉 NIKWAX TX.ダイレクトウォッシュ

👆洗剤とセット品
✅ 傷を付けないブラシ
👉 ウマ毛ブラシ(ソフトタイプ)

✅ 洗浄用シャンプー
👉 カーシャンプー(中性タイプ)

💡 FUKU+では今後も「DIYで車の維持費を節約する方法」を紹介していきます。
オープンカー乗りの方は、ぜひ幌のメンテを試してみてください!
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