家の売却において、内覧者が最初に目にするのは「外観」と「庭」。
リフォームで室内をきれいに整えても、玄関までのアプローチが雑草だらけ、駐車場が泥汚れのままでは、第一印象でマイナス点を与えてしまいます。
今回は、私が実際に取り組んだ 外観と庭の整備作業 をお伝えします。DIYでできることは自分で、重機が必要な部分は近隣業者に依頼しながら進めたリアルな奮闘記です。
■ まず気づいた「外観の汚れ」
15年住んできた家の玄関へのアプローチはインターロッキング敷き。普段は便利で見栄えもよいのですが、年月が経つと表面に黒ずみやコケが付着し、色合いがくすんでいました。
とくに雨水が溜まりやすい部分は黒っぽく変色しており、せっかくの外観も「古びた印象」に…。
「これは内覧前にきれいにしないといけない」
そう思い、まずは 家庭用高圧洗浄機 を引っ張り出してきました。
■ 高圧洗浄機でインターロッキング掃除
休日を利用し、駐車場とアプローチ全体を一枚一枚洗浄。
噴射口を細めに調整し、レンガ目地に沿ってゆっくりと汚れを吹き飛ばしていきます。
作業を始めて数分、
「うわっ、こんなに色が違うのか!」
と声を上げてしまうほど、汚れが落ちるたびに本来のレンガ色が鮮やかに戻ってきました。

👆15年間の汚れが!!

👆サイクルポートと門扉の色がまるで違います
地道な作業でしたが、半日でアプローチ全体が本来の明るさに。これだけでも、外観の印象がグッと若返りました。
■ 庭の問題は「雑草と樹木」
次に取り組んだのが庭。
155坪の敷地は広さが魅力でもあるのですが、その分メンテナンスを怠ると荒れやすい。母が住んでいた間も年齢的に手入れが行き届かず、いつしか雑草が伸び放題に。さらに樹木は枝が道路側に張り出しており、外から見ると「空き家っぽい」印象さえ与えていました。
これは売却にマイナスでしかありません。


■ 樹木の伐採でスッキリ
まず、素人でも対応できそうな低木や細い枝をのこぎりで切り落とし。
しかし太い幹や高さのある樹木は、自分で切っても処分や根の撤去が難しい。
そこで、近隣の造園業者に依頼しました。
結果、数時間の作業で大きな樹木がきれいに伐採され、庭全体が一気に開けた印象に。
費用はかかりましたが、庭木を減らすことでスッキリ改善し、建物全体が明るく見えるようになったのは大きなメリットでした。
■ 凸凹のある庭の整地
庭を歩いてみると、土が沈んだ場所や盛り上がった場所があり、内覧者が足を取られそうな状態。見た目だけでなく安全面でも問題があります。
ここは素人作業では限界があると判断し、再び近隣の業者へ。
小型重機で地面を均してもらい、凸凹を解消してフラットな地盤に整えてもらいました。
整地後の庭は、「何もせずとも使えるスペース」に変わり、将来の購入者が家庭菜園や駐車場拡張など自由にイメージできる状態になりました。
■ 雑草対策は「砂利入れ」で長期的に
最後の仕上げは雑草対策。
一度きれいにしても、すぐに草は生えてきます。売却活動は長期化する可能性があるため、「見た目のきれいさを維持する工夫」が欠かせません。
そこで選んだのが 砂利敷き。
重機で整地した後、防草シートを敷き詰め、その上に砂利を投入。これで雑草の再発を大幅に抑制できます。


施工後は、足を踏み入れると「ジャリッ」と音がして防犯効果もあり、庭全体が引き締まった雰囲気になりました。
■ 費用と効果のバランス
今回の外観・庭整備にかかった費用は以下の通りです。
- 家庭用高圧洗浄機:既存品(実質0円)
- 樹木伐採:業者依頼 約8万円
- 庭の整地:業者依頼 約10万円
- 防草シート+砂利敷き:材料+施工費 約12万円
👉 合計:約30万円
決して小さな金額ではありませんが、外観と庭の印象が劇的に変わり、内覧者に「管理が行き届いている家」という安心感を与えられることを考えれば十分に投資価値があると感じました。
■ 「見た目で損しない」ための外観整備
家の売却は、内装リフォームばかりに目が行きがちですが、実は外観や庭の印象がスタート地点。
雑草だらけの庭や汚れた駐車場では、せっかくの間取りや設備も評価されません。
今回の作業を通して学んだのは、
「第一印象に投資することが、結果的に高値売却への近道になる」 ということでした。



■ まとめ
- 高圧洗浄機でインターロッキングを洗浄 → 外観が新品同様に
- 樹木伐採で庭が明るく開け、建物も映える
- 凸凹の整地で安全性と利便性を確保
- 砂利敷きで雑草対策&防犯効果もプラス
このように、外観と庭の整備は「見た目を良くする」だけでなく、内覧者の心理に働きかける重要な要素です。
実際に私自身、整備前と整備後の写真を見比べて「これなら売れるかもしれない」と自信を持てるようになりました。
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次回は、実際の売却活動で直面した「仲介業者とのやり取り」や「問い合わせ状況」についてお話しします。