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2026年8月10日、愛車のエクストレイル20GTS(DNT31・クリーンディーゼル)をユーザー車検に持ち込んできました。結果は一発合格。かかった費用は総額67,350円です。
ディーゼル車のユーザー車検は「排ガスで落ちるのでは」と身構えていましたし、ルーフBOXやサイドステップ、フロントに据え置きのシンシェード、ハンドルの補助ノブなど懸念材料が山ほどありました。結論から言うと、それらはすべてノーチェック。代わりに、まったく想定していなかったところで検査員から質問が飛んできて焦りました。
この記事では、当日の流れを時系列で全部、そして13年超えディーゼルの費用内訳を包み隠さず公開します。
結論:DNT31ディーゼルのユーザー車検は一発合格、総額67,350円
この記事の要点
- 費用は総額67,350円(うち重量税45,600円)
- 重量税が高いのは「13年超」の重課が効いているから
- ディーゼルの排ガス(黒煙)検査は検査員2人がかりであっさりパス
- ルーフBOX・サイドステップ・シンシェード・補助ハンドルはすべてスルー
- まさかの落とし穴は「車体番号はどこ?」の質問
費用の内訳|総額67,350円の全部
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 自動車重量税印紙 | 45,600円 |
| 審査証紙 | 2,000円 |
| 検査登録印紙 | 600円 |
| 陸運局での小計 | 48,200円 |
| 自賠責保険(24ヶ月) | 17,650円 |
| テスター屋(予備検査) | 1,500円 |
| 合計 | 67,350円 |

重量税45,600円の正体は「13年超」の重課
目を引くのが重量税の45,600円です。エクストレイルDNT31は車両重量が1.5t超2.0t以下の区分に入りますが、この区分の重量税(2年分・エコカー以外)は本来32,800円。それが45,600円になっているのは、新車登録から13年を超えた車に課される重課が乗っているためです。
差額は12,800円。同じ車検、同じ手続きなのに、13年を超えただけでこれだけ上がります。18年を超えるとさらに50,400円まで上がるので、長く乗る人ほどここは意識しておきたいところです。
13年超えで一番先に寿命がくるのは「バッテリー」でした
重量税が上がるのは仕方ないとして、13年超えの車で本当に効いてくるのは電装系の劣化です。とくにディーゼルはセル始動時の電流がガソリン車より大きいため、バッテリーの負担が重い。弱ったまま冬を迎えると、朝一でセルが回らず立ち往生します。
車検を自分で通して費用を抑えたなら、その浮いた分で消耗の激しいところを先に替えておくのが結局いちばん安上がりです。DNT31(M9型/Q-85など適合要確認)は容量の大きいバッテリーを積んでいるぶん、交換工賃を工場に払うと1万円以上乗ります。自分で車検に行ける人なら、交換も十分できます。
※適合サイズは車検証と現車の刻印で必ずご確認ください。アイドリングストップ車は専用品が必要です。
【注意】ディーゼルの「11年」は自動車税の話。重量税は13年です
ここは間違えている情報も見かけるので、はっきり書いておきます。
| 税金の種類 | いつ払う | 重課のタイミング |
|---|---|---|
| 自動車税(種別割) | 毎年5月 | ガソリン13年/ディーゼル11年 |
| 自動車重量税 | 車検のとき | 燃料を問わず13年・18年 |
「ディーゼルは11年で税金が上がる」というのは毎年払う自動車税の話であって、車検で払う重量税は燃料に関係なく13年です。我が家のエクストレイルも、重量税は13年超の区分が適用されていました。
ちなみに輸入車のBMWより高かった
実は先日、BMW 220iカブリオレ(F23)もユーザー車検に通しています。そちらの費用は54,550円でした。
つまり国産SUVのエクストレイルの方が、輸入車のBMWより12,800円高かったことになります。「輸入車は維持費が高い」と言われますが、こと車検の法定費用に関しては車両重量と経過年数がすべて。ボディに何が書いてあるかは関係ないという、わかりやすい実例になりました。
BMWのユーザー車検の詳細はこちらの記事にまとめています。合わせてどうぞ。
→ 【2026年最新】BMW 220iカブリオレ(F23)ユーザー車検完全ガイド|費用54,550円・一発合格陸運局持ち込み車検体験記
車検代を抑えたなら、次に効くのは「任意保険」です
ユーザー車検で浮くのは2年に1回。でも任意保険は毎年かかり続ける固定費です。しかも13年を超えた車は等級や車種区分の条件も変わってくるため、同じ補償内容でも会社によって金額差が出やすいところ。
一括見積もりは無料で、今の保険を解約する必要もありません。「今より安くなるのか」を確認するだけでも十分です。
利用料無料/今の保険はそのままでOK
事前準備|持ち物と予約
用意したもの
- 自動車検査証(車検証)
- 自賠責保険証明書
- 検査証記録事項
- 発煙筒(有効期限内のもの)

意外と見落としがちなのが発煙筒の有効期限です。期限切れだとその場で指摘されるので、事前に必ず確認しておきましょう。
「毎回買い替え」から抜けるならLED式の非常信号灯
発炎筒(筒式)には4年程度の有効期限があり、車検のたびに買い替えが発生します。対してLED式の非常信号灯は有効期限がなく、電池交換だけで使い続けられます。車検のたびに「期限どうだったか」と気を揉まなくて済むのが、地味にラクです。
ただし選ぶ際は「国家公安委員会 認定品」と明記されているものを必ず選んでください。認定のないLEDライトでは保安基準を満たさず、代用にはなりません。
予約は2週間前に完了
ユーザー車検はネット予約制です。今回は2週間前に予約を入れ、午前10:15の枠を確保しました。混雑する時期は希望の枠がすぐ埋まるので、早めの予約をおすすめします。
【重要】警告灯が点いていたら、その時点で不合格です
これは予約より前に確認しておくべきことです。エンジンチェックランプやABS警告灯が点灯したままだと、それだけで車検に通りません。ディーゼルの場合はDPF関連やEGR系の警告が出やすく、13年超ともなればセンサー類の劣化も進んでいます。
厄介なのは、「一度点いたが消えた」ケースです。警告灯は消えていても、コンピュータの中にエラー履歴(ダイアグコード)が残っていることがあります。当日レーンで発覚すると、その場ではどうにもなりません。
車検前のセルフチェックはOBD2診断機が確実
2008年以降の国産車にはOBD2ポート(多くは運転席足元)が備わっており、そこに診断機を挿すだけでエラーコードの読み取りと消去ができます。ディーラーに持ち込めば診断料だけで数千円かかるところが、一度買えば何度でも自分で確認できます。
選ぶときのポイントは日本語表示に対応していること。英語のコード表示だけの安価品は、結局ネットで意味を調べる手間がかかります。DPFの再生状況やブースト圧など、ディーゼルの状態を数値で見られる機種なら、車検以外でも長く使えます。
※エラーを消しても原因が直っていなければ再点灯します。原因の切り分けに使うものとお考えください。
当日の流れ①|9:30 テスター屋で予備検査(1,500円)
予約時間より早めに家を出て、まずは陸運局の最寄りにあるテスター屋(予備検査場)へ。9:30到着です。
見てもらったのは以下の3点。
- 光軸
- サイドスリップ
- 灯火類チェック
費用は1,500円。ユーザー車検で最も落ちやすいのが光軸なので、この1,500円は保険としてかなり優秀です。実際、本番の光軸検査は左右ともグリーン一発でした。
「浮かせたい費用」ではなく「落ちて再検査になる時間と手間を買っている」と考えると、ここはケチらない方が結果的に安上がりだと思っています。
当日の流れ②|9:45 陸運局で書類作成
テスター屋から移動し、9:45に陸運局に到着。ここからは書類まわりです。
1. 自賠責保険の加入
まず自賠責保険・代書カウンターで新しい自賠責保険(24ヶ月)に加入します。17,650円。
2. 端末にQRコードをかざすと書類が3枚出てくる
ここが以前と比べて圧倒的に楽になったポイントです。
設置されている端末に車検証のQRコードをかざすと、必要書類が自動で3枚印刷されます。
- 自動車検査票
- OCR申請書(継続検査申請書)
- 自動車重量税納付書

しかも車体番号やナンバープレートなどは、この時点ですでに印字済み。以前は手書きで転記していた部分が最初から埋まっているので、記入ミスの心配がありません。だいぶやりやすくなりました。
3. 印紙を購入(48,200円)
次に印紙を購入します。合計48,200円分。貼り付けは窓口側でやってくれるので、こちらは買うだけです。

4. ユーザー車検受付カウンターへ提出
見本どおりに書類を仕上げて、ユーザー車検受付カウンターへ提出。確認が済むと「4番レーンへ並んでください」と指示をもらいます。
当日の流れ③|検査レーンへ(自車含め25台待ち)
4番レーンには、自分の車も含めて25台ほどが並んでいました。順番を待ちながら、いよいよ検査開始です。

外観点検|まさかの「車体番号どこですか?」
検査員が車の周りを回りながら外観をチェックしていきます。指示に従って操作するのは以下。
- ライト類の点灯
- ウインカー類の作動
- 警笛(ホーン)
- 外観(ホイールやマフラーのはみ出し等)
- マフラー社外品の場合音量測定
- ワイパーとウォッシャーの点検
- 車体番号の目視による確認
すべて指示どおりに操作してOK。意外と忘れがちなワイパーの拭き取りとウォッシャーの機能や残量 そして今回いちばん気がかりだったルーフBOXとサイドステップについては、質問すらされず完全にスルーでした。構造変更が必要になるのでは…とビクビクしていたのが拍子抜けするほどです。
ここで想定外の質問が飛んできました
検査員から「運転手さん、この車両の車体番号どこですか?」と聞かれたのです。
まさか自分が案内する側だとは思っておらず、完全に不意を突かれました。すぐさまスマホで調べてフロントカウル右側と判明。事なきを得ましたが、正直かなり焦りました。

これからユーザー車検を受ける方は、自分の車の車体番号(車台番号)の位置を必ず事前に確認しておいてください。車種によって場所はまったく違います。エンジンルーム内、助手席足元、シート下など様々です。車検証に打刻位置が記載されている場合もありますし、ネットで車種名と「車台番号 位置」で検索すればすぐ出てきます。
整備工場に任せていると絶対に遭遇しない、ユーザー車検ならではの落とし穴でした。
車内の目視点検|シンシェードと補助ハンドルは大丈夫だった
続いて車内の目視点検です。ここにも懸念が2つありました。
懸念1:ハンドル1時方向の補助ハンドル(スピンナーノブ)
重めのハンドルを素早く切れるようにするアレです。
懸念2:シンシェード(ロール式の便利なサンシェード)
フロントウインドウ上部に据え置きで設置しているため、「車検時は取り外し指示があった」という口コミ情報を見かけていました。
どちらもすぐに外せるよう、ドライバーとヘキサゴンレンチを事前に用意して臨みました。
結果は…いずれも完全にスルー。何も言われませんでした。


ただしこれは検査員や陸運局によって判断が分かれる可能性がある部分だと思います。工具をすぐ出せる状態にしておく、という備え自体は正解だったと感じています。
シンシェードに興味ある方は関連記事をどうぞ👇

ディーゼル排ガス検査|検査員2人がかりの黒煙測定
※ここからレーン内の点検となります 撮影禁止の為写真が有りません
ディーゼル車ならではの検査がこれです。ガソリン車にはありません。
やり方が独特で、検査員が2人がかりで行います。
- 1人が運転席でアクセル全開
- もう1人が測定器具をマフラーに挿入
エンジンを一気に吹け上がらせて、その時の排出ガスを測定する形です。事前にネットで「ディーゼルは黒煙で落ちる」という情報を読んで身構えていましたが、難なくパスしました。
日常的にきちんと走らせていれば、そこまで神経質になる必要はないというのが正直な感想です。逆に、短距離のちょい乗りばかりでDPFに煤が溜まっている状態だと厳しいかもしれません。車検前に一度、高速道路などでしっかり回してあげると安心だと思います。
ちょい乗りが多い人は、車検前に燃料添加剤を1本入れておく
ディーゼルの黒煙は、インジェクター(噴射ノズル)の詰まりで噴射が霧状にならなくなることが一因と言われています。走行距離が伸びた車ほどここは避けられません。
車検の1〜2週間前にPEA配合のディーゼル用燃料添加剤を給油時に入れ、そのあと高速道路をしっかり走ってDPF再生をかけておく——これが、道具に頼れる数少ない事前対策です。1本2,000〜4,000円ほど。再検査になった時の手間と往復のガソリン代を思えば、試す価値はあると思います。
※効果には車両の状態や走り方による個体差があります。必ずディーゼル(軽油)専用品をお選びください。
スピードメーター検査
誘導線に沿って進み、4輪を所定のローラーへ乗せます。
モニターの指示に従って、窓の外に吊ってあるスイッチを車内へ引き込み、メーターが40km/hを指したところでスイッチON。モニターにグリーン表示が出てOKです。
ブレーキ検査
続けてブレーキの検査です。モニターの指示に従って操作します。
- ギアをN(ニュートラル)へ
- ゆっくりブレーキを踏み込む → グリーンでOK
- ハンドブレーキをゆっくり引く → グリーンでOK
ポイントは「ゆっくり」です。急に踏むのではなく、じわっと力を入れていくイメージで操作すると数値が安定します。
光軸検査|テスター屋の1,500円が効いた
ロービームを点灯させると、右側から測定機器がレーン内へ移動してきて測定が始まります。
結果は右側グリーン、左側グリーンでOK。朝一でテスター屋に調整してもらったおかげです。ここで落ちると再検査になるので、1,500円の投資は十分に回収できました。
13年超えは「光軸」より「光量不足」で落ちることがある
年式の古い車で意外と多いのが、ヘッドライトの黄ばみとバルブの劣化による光量不足です。光軸が合っていても、明るさが基準に届かず落ちるケースがあります。ハロゲンバルブは点灯時間とともに確実に暗くなっていきます。
交換するなら「車検対応」と明記され、カットラインがきちんと出るLEDバルブを選んでください。安価な粗悪品は光が拡散してしまい、明るいのに光軸が測定できず落ちるという本末転倒が起こります。ここは価格より製品の素性を見るところです。
※バルブ形状(H11/H4など)は車種で異なります。交換後は必ず光軸調整をしてください。
下回り点検
最後は下回りです。レーン内のアンダーピットに検査員が待機しているので、その上へ車両を移動させます。
- ギアをNへ
- 「ハンドルから手を放してください」と指示
手を放すとハンドルが勝手に左右へ動き出します。下から検査員がガタつきを見ているわけですね。モニターには点検作業の様子が映し出され、グリーン表示が出て終了です。
合格|適合印をもらって終了
レーン外へ車両を停車させ、書類を持って受付へ。確認後、適合印を押印してもらって終了です。

今回は懸念材料が多数ありましたが、どれも指摘なくパス。一発合格でした。
ディーゼルのユーザー車検で気をつけたい3つのこと
今回の経験から、これから受ける方に伝えたいポイントを3つにまとめます。
1. 車体番号の位置は必ず事前に確認しておく
今回いちばん焦ったのがこれです。装備品の指摘よりも、こういう基本的なところで足元をすくわれます。自分の車のどこに刻印があるのか、必ず調べておきましょう。
2. 光軸はテスター屋に頼る(1,500円は安い)
ユーザー車検で最も落ちやすいのが光軸です。再検査になれば時間も手間もかかります。1,500円で不安が消えるなら、迷わず払うべきだと思います。
3. 排ガスは思ったほど怖くない。ただし普段の乗り方は出る
ディーゼルの黒煙検査は身構えるほどではありませんでした。ただ、普段からちょい乗りばかりの車は要注意。車検前に一度しっかり走らせてあげるのがおすすめです。
ユーザー車検に持っていくもの・買っておいたもの一覧
今回そろえたもの、そして「先に持っておけばよかった」と思ったものをまとめます。すべて必須ではありませんが、再検査で往復する手間を考えると先に押さえておく価値があるものだけを挙げました。
| 品目 | なぜ必要か | リンク |
|---|---|---|
| LED非常信号灯 | 期限切れは指摘対象。LED式なら期限なし(認定品を選ぶこと) | 🛒 Amazon |
| OBD2診断機 | 警告灯が点いていると即不合格。事前に自分で確認できる | 🛒 Amazon |
| ディーゼル用燃料添加剤 | 黒煙対策。車検1〜2週間前に投入して高速を走る | 🛒 Amazon |
| LEDヘッドライトバルブ | 年式が古い車は光量不足で落ちることがある(車検対応品を) | 🛒 Amazon |
| バッテリー | 13年超・ディーゼルは負荷大。弱ると冬に立ち往生する | 🛒 Amazon |
車検が終わったら、固定費の見直しもセットで
ユーザー車検で車検代を抑えられたのは良かったのですが、13年を超えた車は重量税も上がるという現実も突きつけられました。
車検は2年に1回ですが、任意保険は毎年かかり続ける固定費です。自分で車検に通すくらい維持費を意識しているなら、こちらも一度見直しておくと効いてきます。
任意保険は「比較するだけ」なら無料です
一括見積もりは利用料無料。今の保険を解約する必要もありません。同じ補償内容でも会社によって金額に差が出るので、一度確認しておくと安心です。
利用料無料/今の保険はそのままでOK
まとめ|ディーゼルでもユーザー車検は通せる
エクストレイル20GTS(DNT31)のユーザー車検、結果は総額67,350円で一発合格でした。
- ディーゼル特有の黒煙検査は難なくパス
- ルーフBOX・サイドステップ・シンシェード・補助ハンドルはすべて指摘なし
- 重量税45,600円は13年超の重課によるもの
- 落とし穴は「車体番号どこですか?」
ディーゼル車だからといって、ユーザー車検を諦める必要はまったくありません。事前準備さえきちんとしておけば、十分に自分で通せます。
これから挑戦する方の参考になれば嬉しいです。
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