TPMSは意味あるのか|1298円の中華製が初日に釘パンクを発見

カーライフ

※本記事にはプロモーション(広告)が含まれます。

結論:1,298円の空気圧センサー(TPMS)を付けた初日に、右後輪だけ1.4barでした。他の3本は2.7bar。ジャッキアップしてホイールを外したら、釘が刺さっていました。

修理代は2,200円。気づかずにタイヤを替えていたら16,700円(同じ軸の2本・工賃と廃棄込み)だったので、14,500円の出費を止めたことになります。センサーの代金は1,298円ですから、11倍以上が1回で返ってきた計算です。

見た目では、まったく分かりませんでした。潰れてもいないし、走っていて違和感もありません。数字を見るまで気づけませんでした。

取り付けはバルブキャップを付け替えるだけで5分。エア漏れも起きていません。この記事では、買ったもの・付け方・何が起きたかを全部書きます。そして「中華製を買っていいのか」という話も、正直に書きます。

※本記事にはプロモーション(広告)が含まれます。

きっかけは2週間前|右後輪が1.2barしかなかった

乗っているのは先日ユーザー車検を通したT31エクストレイルです。2週間ほど前、なんとなく右後輪が潰れている気がして、空気圧を測りました。

1.2barしかありませんでした。規定の半分以下です。そのまま走り続けていたら、タイヤをダメにするところでした。

このときは空気を入れて終わりにしました。ただ、1本だけ極端に減るのは 普通 ではないという引っかかりが残りました。

一般に、タイヤの空気は自然に月0.1〜0.2bar程度抜けるとされています。あとから計算すると、今回減っていた量はその10倍以上でした。

そこで、タイヤの空気圧を常時見られる装置を探すことにしました。

AliExpressで1,298円のソーラーTPMSを買った

TPMS(タイヤ空気圧監視システム)は、各輪に付けたセンサーが空気圧と温度を測り、車内のモニターに無線で飛ばす装置です。国産車には標準装備されているものもあります。

今回買ったのはAliExpressで1,298円のソーラー充電式。センサー4個とモニターのセットです。

届いたもの

AliExpressで1298円で購入したソーラー充電式TPMSの箱の中身。センサー4個・モニター・USBケーブル・六角ナット・専用レンチ
センサー4個にはFL・FR・RL・RRの刻印。固定用の薄い六角ナットと専用レンチが付属します

箱の中身はこれだけでした。

  • センサー4個(FL/FR/RL/RR と刻印あり)
  • ソーラーパネル付きモニター本体
  • USB充電ケーブル
  • 薄い六角ナット(センサー固定用)
  • 専用の薄型レンチ
  • 両面テープ
  • 英語と中国語の説明書

センサーに「FL」「FR」「RL」「RR」と刻印されているので、どれをどこに付けるか迷いません。ここは親切でしたが先ずは取説をスクショしAIにて翻訳 出荷時にすべてのセンサーはペアリング済みとのこと

取り付けは5分。やることはキャップの付け替えだけ

手順はこれだけです。

  1. 元のバルブキャップを外す
  2. 薄い六角ナットをバルブに先に通す
  3. センサーをねじ込む
  4. 付属の薄型レンチで六角ナットを締め、センサーを固定する
  5. モニターの電源を入れて、4輪の数値が出るか確認する
タイヤのバルブにTPMSセンサーを取り付けている様子。付属の薄型レンチで六角ナットを締めて固定する
バルブキャップを外し、六角ナットを通してセンサーをねじ込むだけ。4本で5分でした

4本で5分です。工具も付属のレンチ1本で足ります。ジャッキアップも要りません。

心配していたエア漏れは、起きませんでした

この手のセンサーで一番気になるのは、バルブに付けることでそこから空気が漏れないかという点だと思います。わたしもそこが心配でした。

結果として、漏れは起きていません。付属の薄い六角ナットでセンサーを締め付けて固定する構造になっていて、緩んで外れることもありませんでした。

この六角ナットは盗難防止も兼ねています。ナットを締めてしまえば、素手では回せません。

付けた初日、右後輪だけ他の半分だった

早朝に取り付けて、モニターの電源を入れました。出てきた数字がこれです。

TPMSモニターの表示。3本が2.7bar、右後輪だけ1.4barと半分になっている
右後輪だけ1.4bar。他の3本は2.7barでした。この時点ではまだ原因が分かっていません
位置 空気圧
左前2.7 bar
右前2.7 bar
左後2.7 bar
右後1.4 bar

右後輪だけ、他の3本の約半分でした。

2週間前に空気を入れたばかりです。それがまた半分まで落ちている。偶然ではありません。

念のため書いておくと、指定空気圧は運転席のドア開口部に貼られたラベルで確認できます。車種と装着タイヤで違うので、ご自分の車のラベルを見てください。

ジャッキアップして外したら、釘が刺さっていた

その場でジャッキアップし、ホイールを外して確認しました。

釘が刺さっていました。

ジャッキアップして外したタイヤに釘が刺さっている。空気がゆっくり抜けるスローパンクチャーの原因
釘でした。ここから少しずつ抜けていたわけです。刺さったまま持ち込みます

ここから少しずつ空気が抜けていたわけです。2週間前の1.2barも、これが原因でした。

刺さっている異物は、その場で抜かないでください。抜くと一気に空気が抜けます。空気圧が保てているうちに、低速でタイヤ店か整備工場へ持ち込むほうが安全です。わたしも抜かずに、会社で取引のあるスタンドへパンク修理を依頼しました。

修理代は2,200円でした。タイヤを外して内側から見てもらい、問題なく使える状態に戻っています。早く気づけば、この金額で済みます。

逆に言えば、気づくのが遅ければ修理では済みませんでした。空気が抜けたまま走るとタイヤは内部から壊れ、穴の位置によっては最初から修理できないこともあります。そうなれば交換です。
そのときに何を選ぶかは先に考えておいたほうがいいと思います。わたしは以前、1本5,350円のアジアンスタッドレスを草津の圧雪とアイスバーンで実走した記録を書きました。国産なら1本23,000円ですから、4本で7万円以上の差が出ます。急に必要になってから慌てて選ぶと、だいたい高いものを買わされます。

目視では、絶対に分かりませんでした

これが一番伝えたいことです。

1.4barのタイヤは、見ただけでは分かりません。はっきり潰れて見えるのは、もっと空気圧が落ちてからです。走行中の違和感もありませんでした。

タイヤに異物が刺さっても、一気に空気が抜けることはあまりありません。チューブレスタイヤなので、穴から少しずつ抜けていきます。これがスローパンクチャーと呼ばれる状態です。

気づかないまま走り続けると、タイヤの内部が壊れて修理できなくなり、最悪は走行中にバーストします。

月に1回、4本をきちんと測っていれば気づけます。ただ、わたしは測っていませんでした。だから2週間で半分まで落ちていた。センサーを付けた理由はそこです。

正直なデメリット3つ

良いことばかり書いても仕方がないので、使ってみて不便だった点も書きます。3つあります。

① 空気を入れるたびに、工具でナットを外さないといけない

これが一番の手間です。センサーは薄い六角ナットでしっかり固定されているので、空気を入れるときは付属の薄型レンチでナットを緩め、センサーを外す必要があります。

つまり、スタンドで思い立って空気を入れる、ということができません。付属のレンチは必ず車に積んでおいてください。これを忘れると、現地で何もできなくなります。

② センサーが少し大きい

元のバルブキャップと比べると、ひと回り以上大きくなります。ホイールのデザインによっては目立ちます。見た目を気にする方は、現物のサイズを確認してから買ったほうがいいです。

重さが増えることによる回転バランスを気にする声もありますが、わたしの場合、走行中に振動が出るようなことはありませんでした。

TPMSセンサーを取り付けた状態。元のバルブキャップよりひと回り以上大きい
元のバルブキャップと比べると、ひと回り以上大きくなります

③ 警告音がうっとおしい

異常を検知している間、モニターが鳴り続けます。今回のように本当にパンクしているなら鳴ってもらわないと困るのですが、センサーの通信が一時的に途切れたときなども鳴ります。

正直に言えば「また鳴ってる」と感じました。ただ、無視できない音量だったからこそ気づけたのも事実です。(機種によっては音量やON/OFF設定が有るのでご確認ください)静かな装置だったら、わたしはきっと見過ごしていました。

正直に書きます|わたしが使ったのは中華製です

今回パンクを見つけてくれたのは、AliExpressで買った1,298円のソーラーTPMSです。安いですし、実際に役に立ちました。これは事実なのでそのまま書きます。

念のため書いておくと、大陸製でいつも当たりを引けるわけではありません。少し前にはAliExpressで買ったドアロックアクチュエーターがまったく付かず、返品した話も書いています。コネクターの極数が違い、ドアハンドルは左ハンドル車用でした。今回はたまたま良い買い物だった、というだけです。

ただし、そのまま「これを買え」とは書けません。理由が1つあります。

⚠️ TPMSは電波を出す「無線機器」です

センサーからモニターへ電波を飛ばして動いています。つまり無線機器です。
日本国内で使う無線機器には技適マーク(技術基準適合証明)が必要で、技適の無い機器を使用すると電波法違反になるおそれがあります。
海外から個人輸入した安価なTPMSには、技適マークが無いものが少なくありません。買う前に、商品ページと本体の両方で技適マークの有無を確認してください。

では何を買えばいいのか|技適取得済みで、同じ方式のもの

わたしが使ったのと同じバルブキャップ交換式で、電波法適合が明記されている国内流通品があります。カシムラのKD-220です。

センサーをバルブキャップと付け替えるだけ、モニターはUSB給電。取り付けの手間は中華製とまったく同じです。違うのは、電波法適合が明記されていることと、メーカー保証が付くことです。

価格は楽天市場で5,779円(送料無料・2026年10月時点)でした。販売店によっては9,000円近いところもあるので、何店か見比べてから買ってください。

カシムラ KD-220(電波法適合・バルブキャップ交換式)

わたしが使った中華製と同じ方式で、電波法適合が明記されている国内流通品です。センサーをバルブキャップと付け替えるだけなので、取り付けの手間は変わりません。販売店によって価格差が大きいので、見比べてから買ってください。

PR

楽天市場でも取り扱いがあります。送料無料でした。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

カシムラ kashimura KD-220 タイヤ空気圧センサー
価格:5,779円(税込、送料無料) (2026/10/23時点)


PR

高いと思うなら、タイヤ1本の値段と比べてください

6,000円を高いと感じるかどうかは、何と比べるかで決まります。

品物 金額
AliExpressのTPMS(今回使用)1,298円
カシムラ KD-220(電波法適合)約6,000〜9,000円
アジアンスタッドレス 1本(当サイト実績)5,350円

適法なTPMSは、タイヤ1本とほぼ同じ値段です。

この5,350円という金額は、1本5,350円のアジアンスタッドレスを草津の圧雪とアイスバーンで実走した記事で出した実額です。国産なら1本23,000円なので、守る対象はもっと高くなります。

今回わたしは、気づかないまま1.4barのタイヤで走っていました。そのまま続けていれば、タイヤは内部から壊れて修理不能になり、交換するしかなくなります。最悪はバーストです。

1回パンクを早期に見つけられれば、それだけで元が取れます。実際、今回がそうでした。

今回、実際にいくら得をしたのか

項目金額
交換になっていた場合(同じ軸の2本)
タイヤ本体 5,350円 × 2本10,700円
交換工賃・廃棄・バルブ交換 3,000円 × 2本6,000円
合計16,700円
実際にかかった費用(パンク修理)2,200円
早く気づいたことで止めた出費14,500円

工賃は16インチ4本を近所のスタンドに持ち込んで12,000円(廃棄・バルブ交換込み)だったので、1本あたり3,000円で計算しています。4本そろえることになれば33,400円で、止めた出費は31,200円になります。

TPMSの購入費は1,298円です。14,500円を止めたので、11倍以上が1回で返ってきた計算になります。

なぜ2本で計算したのかというと、1本だけ交換して済む話ではないからです。左右で溝の深さが違えば挙動が変わりますし、4WDなら駆動系に負担がかかるので4本そろえるのが基本です。タイヤ店で「1本だけはお勧めしません」と言われるのは、これが理由です。

そして金額に出てこない損失があります。時間です。タイヤを選んで、買って、持ち込んで、作業が終わるまで待つ。半日は消えます。しかも急に必要になれば在庫のあるものから選ぶことになるので、だいたい高いものを買わされます。

しかもこれは、タイヤで済んだ場合の話です。気づかないまま走り続けてバーストしていたら、ホイールやフェンダーまで壊すこともありますし、高速道路なら事故です。

わたしはそういう道具だと思っています。

よくある質問

取り付けは難しいですか?

バルブキャップを付け替えるだけです。4本で5分でした。付属の薄型レンチ1本あれば足ります。ジャッキアップも要りません。

センサーからエアが漏れませんか?

漏れていません。付属の薄い六角ナットでセンサーを締め付けて固定する構造で、緩んで外れることもありませんでした。このナットは盗難防止も兼ねています。

安い海外製でも大丈夫ですか?

精度と耐久性という意味では、今回は問題なくパンクを検出できました。ただし電波法の問題があります。TPMSは電波を出す無線機器なので、技適マークの無い機器を日本国内で使用すると電波法違反になるおそれがあります。買う前に必ず確認してください。

タイヤに刺さった釘は抜いていいですか?

抜かないでください。抜くと一気に空気が抜けます。空気圧が保てているうちに、低速でタイヤ店か整備工場へ持ち込んでください。

空気圧はどれくらい減ったら異常ですか?

自然に抜ける量は月10〜20kPa程度が目安とされています。今回はその10倍以上減っていました。1本だけ減りが早い場合は、異物が刺さっているスローパンクチャーを疑ってください。

後付けTPMSを付けると車検に通りませんか?

バルブキャップを交換する外部センサー式は後付けアクセサリーとして扱われ、正しく取り付けていれば車検に影響することは基本的にありません。

タイトルとURLをコピーしました